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2016年2月の1件の記事

2016年2月 3日 (水)

5588714 「ほうれ見ろ」「一人じゃな~んもでけんくせに」「やって見ろ」「でけんだろう」

父親はことあるごとにこう言い続けた。酒臭い息を吐きながら毎朝と週に4日の夕食の用意をさせる俺に言い続けた。その言い方は嫌味たっぷりだった。そしてそう言われて俺はスベッて来た。

こういう言い方はない。けれどもある。酒脳。酒に犯されて脳の回路が変質してしまったことを指す。感情のおもむくままに負の言葉を吐き散らす。行動と暴言…これに耐えてきた。主治医は言う。「貴方は回復が難しいケース」「一人だけの問題じゃないからね」そして、俺の酒は父親の酒に原因があると指摘してきた。言わば巻き込まれてきたわけだ。

でも、やっとわかった。父親に接するときは気を付けることにした。電話もそう。高齢者住宅を訪問するときもそう。必要最小限にとどめ、長話をしない。長居をしない。そして甘い顔はしない。これで自分を守ることができるだろう。頭ではわかっていても行動することができなかった。心と体の自由を束縛されていた。

なにかあればお金で解決し、暴言はそのままだった。9年間苦しんできた。今はレグテクトとノックビンをODしながら、やり過ごしている。今の父親は俺に入院されるのが一番恐ろしいことなのだ。面倒を見すぎと言われながらもここまできた。自分の体を犠牲にしながらもここまで来た。亡くなった母親に守られ、断酒1か月はクリアできるだろう。

しかし言うもんじゃない。「ほうれ見ろ」「一人じゃな~んもでけんくせに」なんて息子相手とはいえ、吐くもんじゃない。父親は本当に一人じゃ何もできなくなった。いや…一人で生きてこれなかったのは父親ではないだろうか。父親の酒は母親を巻き込み、俺を巻き込んで、人生を狂わせた。仲は良く、暴言の類は一切なかったが、代わりに、その矛先は俺にむいた。主治医は言う。亡くなった母親は絶対父親を許していないはずだと。やはりアルコール依存症は家族を巻き込む病だと言えるんだろう。

 

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